先月のことなど余り覚えていませんでしたが、半畳3歩、一畳6歩のすり足。「正客とお詰めはそれぞれで決めてください」という先生の言葉にそれぞれ緊張が走りました。みなさんやさしく、入りたての私たちはちゃんとはさんで入れていただきます。「お茶は頭を低くすることなり」と話されていましたが、障子を開けて入る姿がそれを現わしています。
畳の目の数16でしたか、座る位置が丁度いい。何度も数えているうち、扇子の長さが丁度その長さでした。
千利休の教え
現在の茶道の原型を完成させた千利休は茶道の心得を、「四規七則〔しきしちそく〕」と説きました。「四規」とは和敬清寂〔わけいせいじゃく〕の精神を言います。
和…お互い仲良くする事。
敬…お互い敬いあう事。
清…見た目だけでなく心の清らかさの事。
寂…どんな時にも動じない心の事。
「七則」とは、他人に接するときの以下七つ心構えです。
「茶は服のよきように点て 炭は湯の沸くように置き 冬は暖かく夏は涼しく 花は野にあるように入れ
刻限は早めに 降らずとも雨具の用意 相客に心せよ」
つまり、「心をこめる、本質を見極め、季節感を大切にし、いのちを尊び、ゆとりをもち、やわらかい心を持ち、たがいに尊重しあう」のが大切だということです。
亭主
茶事には、会を催す主人があり招いた客を接待します。この役目をするのが亭主です。中国の故事では、客は西、主は東に付くことから亭主を東(とう)とも呼びます。 招く立場としては、その茶会の主旨にふさわしい、改まった装いが必要となります。
新しい扇子を見つけました。 後でお聞きするとやはり意味のあるお扇子でした。宝探しではないですが、心落ち着けて、自然やお部屋の中のおもてなしを感じられるよう日々、、、
そうか、自分がお客様をお迎えする時、心配りをしているだろうか!
反省なら猿でもできる。まだまだお茶を語らず。