
携帯を探しますが見当たりません。しかもメモが見つかりました。
「お父さんごめんなさい、2度とお父さんの携帯は使いません。お父さんの携帯は洗濯機の外にあります」洗濯機を見回すとドライバーがあったり、洗濯機の使用説明書があったり、本体がずれていたり、格闘の名残が漂っています。孫の手までありました。洗濯機の周りをいろんな角度から視るのですが、携帯はありません。少し不安な気持ちが漂い始めました。もしかしたらこの隙間に入ってしまったのかしら?
裕子を起こすしかないでしょう。起こしますとやはり隙間に入っている事実が告げられました。私の携帯に連絡してくれ、いつもより大きく唸るバイブレーション。大体ここら辺にあることもわかりました。事前にネットでとれるようだとわかっていた様で、その安易な気持ちがこちらにも移り、わりと簡単に取れました。

そんな翌朝ぬるま湯飲んで、マコモをホットで飲んで、ご飯にジャコかけて、納豆に美味しい手前味噌の味噌汁飲んで、グリーンティを頂くと対極マークが現れました。私の携帯との再会を地球が祝福しているように見えたのは、きっと私だけ。